「長野でデートしたいと思ってるんだけど、行ったことないからちょっと不安なんだよね…」
「長野でデートするとどんな1日になるの？ 行ったことあるひとの声が聞きたい！」
デートの行き先えらび、イチからプランを練るのってすごく大変ですよね。
この記事では、長野でデートするとどんな1日になるのか、実際に私がデートして体験してきたことを写真つきですべて伝えます。
読めば、かかった金額やどの段階で何時になるかといった細かいことまでわかり、そのままデートプランとして利用できるようになりますので、ぜひ最後まで読んでください。
長野のデートプラン
長野でデートするにあたって、私は以下のデートコース（デートスポットめぐり）を計画しました。
12:30 上林温泉無料駐車場に到着
↓ 徒歩移動
13:15 地獄谷野猿公苑に到着
↓ ニホンザル鑑賞
14:15 地獄谷野猿公苑を出る
↓ 徒歩移動
15:00 上林温泉無料駐車場を出る
↓ 車移動
18:00 玉のゆ（うどん屋）到着
↓ 夕飯
18:30 玉のゆを出る
↓ 車移動
18:50 ヘブンスそのはら到着
↓ ナイトツアーに参加して日本一きれいな星空を見る
21:00 デート終了
実際にこのコースでデートするとどんな1日になるのか、見ていきましょう。
12:45 上林温泉駐車場に到着
上林温泉駐車場に到着。
狭めの山道を上った先に駐車場があり、対向車が来たときはすれ違うのがすこし怖かったです。
駐車場自体はガラガラで、待ち時間はいっさい発生せず。
10月の下旬という時期が幸いして、駐車場周辺にはきれいな紅葉が見られました。
「地獄谷野猿公苑入り口」と書かれたゲートをくぐり、1.6kmのあいだ森のなかを歩きます。
気候のいい秋の森林浴は、とても気持ちがいいですね。
猿の叫び声がとおくのほうから聞こえてきて、これから出会うことになるニホンザルの姿を想像しながら歩くのが楽しいです。
森のなかには、こんなふうに湧き水が湧いていたりします。
都会に住んでいるとなかなか見る機会のない光景ですよね。
このような開けた場所に出たら、目的地はもうすぐ。
川の向こうには温泉が噴き出していて、こちらも非日常の光景にテンションが上がりました。
入り口前の階段は1段1段が高く、歩きなれていないひとは息を切らしてしまうでしょう。
13:46 地獄谷野猿公苑に到着
地獄谷野猿公苑に到着。
公式サイトには「駐車場から徒歩30分」と書かれていましたが、道中の湧き水や川や温泉が噴き出す風景をゆっくり見ながら歩いていたら、1時間もかかってしまいました。
さて、入り口で大人2枚ぶんのチケットを買おうとしたら、
「本日猿が来ていないのですが、ご承知のうえで来られましたか？」
という従業員さん。
どうやら、公式サイトやSNSでその日猿が来ているかどうかの情報をチェックしてから来ないといけなかったらしいです。
「天気が晴れだから」という理由で、数日前の時点でナイトツアーの前売りチケットを買ってしまったため、どちらにしろ私たちには延期という選択肢はありません。
天気や前売りチケットの都合を考えると、地獄谷野猿公苑に行く際は、ナイトツアーとおなじ日に予定を合わせるのは現実的ではない、ということがわかりました。
14:33 猿を見ずに下山
約50分かけて来た道を引き返し、下山。
観光客用のトイレを利用してみました。
トイレのなかにはストーブがあり、冬でも寒さに凍えることなく利用できるようになっています。
便座も温める機能がついていて寒くありません。
トイレットペーパーの補充はきちんとされていますが、消毒用の便座クリーナーがどの個室も空っぽ。
手を洗う水道が自動ではなく、自分で蛇口をひねって出すタイプです。ただ、薬用せっけんが用意されていて衛生的でした。
外から見ると照明が消えていて、暗い印象を受けますが、なかに入ると人感センサーで自動的に明るくなるので、安心。
男子トイレと女子トイレのほか、多目的トイレも用意されています。
14:47 駐車場を間違えていたことに気づく
ここで重大な間違いに気づきました。
地獄谷野猿公苑の公式サイトに載っている電話番号（0269-33-3551）をカーナビに入れると、「上林ホテル千壽閣」の駐車場に案内されます。
しかし、実は道なりにもっと進んだ先に「野猿公苑駐車場」と書かれた駐車場があり、そちらに停めるのが正解だったんです。
ホテルの従業員さんに確認して、間違えて停めてしまったことを謝罪すると、「あー、大丈夫ですよ、それくらい！」と笑って許してくれました。
14:54 上林温泉駐車場を出る→ 18:03 玉のゆに到着
カーナビ「目的地周辺です」
3時間かけて移動し、玉のゆに無事到着かと思いきや、あれ？ ない…。
通り過ぎちゃったかな？ と思ってしばらく進んだ先で車を切り返し、地図アプリで玉のゆのちょうど正面にあるファミマに駐車。
歩いてお店の前に行くと、真っ暗ななかに貼り紙が。
「夜の営業はお休みとさせていただきます。昼のみの営業となります」
まさかの”やってない”でした。
ここまで来て今から飲食店を探している時間もないので、駐車させてもらったファミマでお弁当を買って、車内で食べることに。
ネットには「月曜夜と火曜休み」と書いてあって、ちゃんと避けてきたのになぁ。
猿につづいて夕飯も予定どおりにはいかず、メインのナイトツアーだけは成功してほしい、と願いながらコンビニごはんを楽しみます。
18:45 ヘブンスそのはら駐車場到着
ほぼ予定どおりの時間にヘブンスそのはら駐車場に到着。
公式サイトがかなり見にくく、調べた所在地で合っているかどうか不安だったけど、「阿智村智里3731-4」でちゃんとゴンドラ乗り場からもっとも近い駐車場に着けました。
道が真っ暗なうえに入り口もわかりにくく、私たちもふくめて通り過ぎてしまっている車が何台も続出。
通り過ぎた先に従業員用の駐車場や観光バス用の駐車場があるので、そこでUターンして戻ることができます。
19:13 ゴンドラに乗る
ゴンドラに乗って、ナイトツアーの会場である山の上へ。
ゴンドラ乗り場には行列ができており、最後尾に並びはじめてから乗るまでに9分かかりました。
予約した時間よりも2分早く乗り場に着いてしまったため、乗せてもらえるか不安でしたが、あっさり乗せてくれてひと安心。
ゴンドラは他のお客さん1組と相乗りでした。
15分ほどの移動で、真っ暗な闇のなかを進んでいく様子はかなり冒険感があります。
19:28 ナイトツアー会場に到着
ナイトツアー会場に到着。
スターガイドエリア・エンターテインメントエリア・ヒーリングエリアの3つの会場のなかから、私たちはスターガイドエリアを選択しました。
ライトダウンが20:00からなのに、ゴンドラに乗れる時間は17:00からです。
早い時間から来る意味って何なんだろう？ と不思議に思っていましたが、会場に着いてみて意味がわかりました。
星を見るのに最適な場所を取るためなんですね。
100均で買った薄いビニールシートしか持ってきていない私たちと違い、よさそうな場所に陣取っているひとは断熱材と寝袋に身を包んで横になっています。
たぶん何度も来ている常連さんなんだろうな、と感心しました。
エンターテインメントエリアにはお客さんはあまりおらず、19:30を越えても場所をえらぶ余裕があります。
ヒーリングエリアの様子も見に行こうとしましたが、エリアを移動していい時間がライトダウン15分前までだったので、そこまで足を伸ばしている時間はありませんでした。
20:00～20:30 天空の楽園ナイトツアー
30分間のナイトツアー。
ライトを消した瞬間に、見たこともないような星空が広がっていました。
ガイドの内容は秋の星座を中心としたもので、予備知識なしでもわかりやすく頭に入ってきます。
途中で流れ星が偶然流れるという現象が起こり、気づいたひとたちからはワーッと歓声が上がりました。
来る前はビニールシートの上にすわって星を観察するものだと思っていたけど、仰向けに寝そべって見たほうが星がよく見えることを発見。
横になると背中に地面の冷気がつたわってきます。
気温が低いことを想定して防寒着を着てきたものの、それだけでは足りず、もっと手袋やマフラーといった完全装備で来るべきでした。
20:47 ゴンドラが空くまで待機
ゴンドラが空くまで待機中。
全員がいっせいに下山しようとするため、ゴンドラ乗り場はすごい行列になっています。
すぐ横に休憩スペースのような小屋があり、暖房は効いていないけど温かい飲み物が売られている自販機があるので、少しは暖を取ることができました。
まだまだ待つことを覚悟していましたが、21:00になると最終便のアナウンスがあり、ナイトツアー終了から30分後にはゴンドラに乗って下山することになったのでした。
21:32 ヘブンスそのはら出発・デート終了
今回のデートコースは以上です。このデートにかかるお金は以下のとおり。
- 地獄谷野猿公苑→ヘブンスそのはら高速道路代 4,550円
- ファミマ夕飯代 1,292円
- ナイトツアーチケット代 2,400円×2
合計：10,642円（1人あたり5,321円）
最低限の出費で抑えられたので、1人あたり5,000円強とだいぶ安く済みましたね。
高速道路代とチケット代はこの金額から動きようがなく、食事代もこれ以上安く抑えようと思ったらお弁当をつくっていくほかないでしょう。
この日1日の歩数：9,974歩
総評
猿の都合と天気の都合が完全に合う日をえらぶことは難しい、ということがよくわかりました。
長野でデートする際は、日程を2日に分けて、地獄谷野猿公苑に行く日はそれだけを目的地に設定し、ナイトツアーに行く日はおなじくそれだけを目的地に設定したほうがいいですね。
両者間の移動時間は高速道路をつかって3時間と、かなり離れており、移動にも体力を削られます。
ナイトツアー自体は素晴らしいもので、真っ暗な空間のなかで最愛のパートナーと見る星空は、まさにデートのためにギリシャ神話の神々が用意してくれたプレゼントのようでした。
ただ、屋外での鑑賞である以上、どうしても暑さ・寒さの問題は切り離せないので、秋や冬のデートでは防寒対策を大げさなほどしっかりやって行きましょう。
ここまで書いてきましたが、デートプランの参考になりましたでしょうか？
私たちの成功した点は楽しみにしつつ、失敗した点は反面教師として、最高の長野デートを楽しんできてくださいね。
