「結婚が決まって両家の顔合わせを控えてるんだけど、当日の流れと挨拶ってどうしたらいい?」
「なるべく相手の家族に失礼のないようにしたいんだよね。正しい流れと挨拶のしかたを教えて!」
両家の顔合わせ、初めてのことでわからないことだらけですよね。
この記事では、顔合わせ当日の流れと、挨拶で何をいえばいいか、タイミングから言葉の内容まですべて伝えます。
読めば、丸暗記するだけでなにも困ることなく、顔合わせを成功させられるようになりますので、ぜひ最後まで読んでください。
顔合わせの流れと挨拶のしかた
それでは、結納なしで食事会だけの場合・仲人を立てずに簡略式結納をする場合・仲人を立てる略式結納の場合の3つを順番に紹介していきます。
結納なしで食事会だけの場合
結納なしで食事会だけの場合、挨拶に決まった形式はありません。以下のテンプレを参考に、自分の言葉に置き換えてつかいましょう。
「進行役」は男性の父親がつとめます。
1,はじめの挨拶
全員着席したら、進行役が以下の挨拶を。
進行役「お忙しいなか本日はお集まりいただきありがとうございます。〇〇(息子)と〇〇さん(新婦)の婚約が無事ととのい、このような会を開くことができうれしい限りです。
それではさっそく始めさせていただきます。」
2,家族の紹介
男性側、女性側の順に、結婚する当事者が家族を紹介し、それぞれ自己紹介。
男性「私の家族から紹介いたします。となりにおりますのが、父の〇〇です。」
男性父「〇〇〇〇(父親のフルネーム)です。〇〇の仕事をしております。」
3,婚約記念品の交換
婚約記念品を交換し、その場で開いて出席者に披露。
進行役「それではここで婚約の記念の品を交換したいと思います。」
4,締めの挨拶
食事を終えたら、最後に締めの挨拶です。
進行役「宴もたけなわではございますが、このあたりで締めさせていただきます。2人はひと言ずつどうぞ。」
男性「本日はお忙しいなか、私たちのためにありがとうございました。結婚に向けて決意を新たにいたしました。
これからよろしくお願いいたします。」
女性「本日はまことにありがとうございました。お義父さま、お義母さま、あらためてよろしくお願いいたします。」
仲人を立てずに簡略式結納をする場合
つづいて、仲人を立てずに簡略式結納をする場合の流れと挨拶を紹介します。
1,はじめの挨拶
男性側、女性側の順に入室し、結納品をかざって、本人→両親の順に「よろしくお願いします」とひと言。
そのうえで、男性の父親が以下の挨拶をします。
男性父「このたびは〇〇様(新婦)と私どもの〇〇(息子)にすばらしい縁をちょうだいいたしまして、ありがたい限りです。
つきましては、本日、結納の儀を執り行わせていただきます。
本来ならば仲人様をつうじてお納めすべきところですが、略式にて納めさせていただきます。」
2,男性側の結納品をおさめる
男性側の母親が結納品を女性本人の前にはこんで置き、礼をして戻るタイミングで、以下の挨拶。
男性父「それは〇〇(男性側の名字)からの結納です。幾久しくお納めください。」
3,目録をあらためる
女性は一礼し、女性→父親→母親の順で目録に目をとおし、最後に女性が台の上に戻すタイミングで、以下の挨拶。
女性「ありがとうございます、幾久しくお受けいたします。」
4,女性側が受書をわたす
女性の母親が結納品を上座にかざり、受書を当事者の男性の前に運んで置くタイミングで、以下の挨拶。
女性父「それは〇〇(女性側の名字)からの受書です。幾久しくお納めください。」
男性「恐れ入ります。」
5,女性側の結納品をおさめる
女性の母親が結納品を男性の前に運んで置き、男性側が目録をあらためるところで、以下の挨拶。
女性父「それは〇〇(女性側の名字)からの結納です。幾久しくお納めください。」
男性「ありがとうございます。幾久しくお受けいたします。」
6,男性側が受書をわたす
男性の母親が結納品をかざり、受書を当事者の女性の前に運んで置くタイミングで、以下の挨拶。
男性父「それは〇〇(男性側の名字)からの受書です。幾久しくお納めください。」
女性「恐れ入ります。」
7,締めの挨拶
一同が起立して、男性側の父親、女性側の父親の順に、以下の挨拶。
男性父「本日は略式ながら無事結納をお納めすることができました。誠にありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。」
女性父「こちらこそありがとうございました。今後とも末永くよろしくお願いいたします。」
仲人を立てる略式結納をする場合
最後に、仲人を立てる略式結納をする場合の流れと挨拶を紹介します。
1,はじめの挨拶
男性側、女性側の順に両家着席し、仲人が入室したところで、男性の父親と仲人が以下の挨拶を。
男性父「お忙しいところ誠にありがとうございます。本日はよろしくお願いいたします。」
仲人「このたびは、〇〇様と〇〇様のご婚約がととのい、誠におめでとうございます。略式ではございますが、結納のお取次ぎをさせていただきます。」
2,男性側の結納品を仲人にわたす
男性側の母親が結納品を飾り台ごと持って、仲人の前に置いたところで、以下の挨拶を。
男性父「〇〇(男性側の名字)より〇〇様(女性側の名字)への結納です。先様へ幾久しくお願いいたします。」
仲人「かしこまりました。ご結納の品、たしかにお預かりさせていただきます。」
3,結納品を女性側におさめる
仲人夫人が女性の前に結納品をはこび、女性のほうを向くように置くタイミングで、以下の挨拶。
仲人「こちらは〇〇様(男性側の名字)から〇〇様(女性側の名字)へのご結納です。幾久しくお納めくださいませ。」
4,目録をあらためる
女性→父親→母親の順に目録に目をとおしたあと、女性がたたみ、飾り台の上にもどして、以下の挨拶。
女性父「誠にありがとうございます。幾久しくお納めさせていただきます。」
女性「幾久しくお受けいたします。」
5,受書を仲人にわたす
女性の母親が、女性側の結納品を一度床の間からおろし、そこに受け取った結納品をかざって、受書と女性側の結納品を仲人の前にはこぶタイミングで、以下の挨拶。
女性父「これは〇〇(女性側の名字)よりの受書です。また同様に、〇〇(女性側の名字)より結納でございます。先様によろしくお取次ぎください。」
仲人「たしかにお預かりいたしました。」
6,仲人が男性側に受書と結納品をわたす
仲人夫人が受書を男性の前に置き、男性が受書に目をとおすタイミングで、以下の挨拶。
仲人「こちらは〇〇様(女性側の名字)からの受書です。どうぞお納めください。」
男性「ありがとうございます。」
その後、仲人夫人が結納品を男性の前にはこぶタイミングで、以下の挨拶。
仲人「これは〇〇様(女性側の名字)より〇〇様(男性側の名字)へのご結納です。幾久しくお納めください。」
男性父「ありがとうございます、幾久しくお納めさせていただきます。」
男性「幾久しくお納めさせていただきます。」
7,男性側が目録をあらため、受書をわたす
男性本人→父親→母親の順に目録に目をとおし、以下の挨拶。
男性父「誠にありがとうございます。幾久しくお納めさせていただきます。」
男性「幾久しくお受けいたします。」
その後、男性の母親が結納品を床の間にかざって、受書を仲人へ。
男性父「これは〇〇(男性側の名字)よりの受書です。先様によろしくお取次ぎください。」
仲人「たしかにお預かりいたしました。」
8,仲人が受書を女性側にわたす
仲人夫人が受書を女性側にはこぶタイミングで、以下の挨拶。
仲人「こちらは〇〇様(男性側の名字)からの受書です。どうぞお納めください。」
女性「ありがとうございます。」
9,締めの挨拶
締めの挨拶をして終了です。
仲人「これにて〇〇様と〇〇様ご両家のご結納がととのいました。誠におめでとうございます。」
男性父「本日はたいへんお世話になり、誠にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。」
男性と女性「本当にありがとうございました。」
ここまで書いてきましたが、疑問は解消されましたでしょうか?
この記事を読んだことで、悩みが払しょくできれば幸いです。
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